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条文
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法律とかの条文って、本当に回りくどいというか、独特の言い回しがあって読みづらいというか、読んでるうちにそれまでの内容を忘れてしまったり。。。

なぜそんなだろう?
それは、「誰が読んでも違う解釈をしないように」とのことらしい。

けど、読みづらくては本末転倒な気がする。
もっとわかりやすい表現にする気はないのだろうか。。。
などと、たまに思ったりする。

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例えば、道路法なんてのもあるんだけど、こんな感じ。

(一般国道の意義及びその路線の指定)
第五条  第三条第二号の一般国道(以下「国道」という。)とは、高速自動車国道と併せて全国的な幹線道路網を構成し、かつ、次の各号のいずれかに該当する道路で、政令でその路線を指定したものをいう。
一  国土を縦断し、横断し、又は循環して、都道府県庁所在地(北海道の支庁所在地を含む。)その他政治上、経済上又は文化上特に重要な都市(以下「重要都市」という。)を連絡する道路
二  重要都市又は人口十万以上の市と高速自動車国道又は前号に規定する国道とを連絡する道路
三  二以上の市を連絡して高速自動車国道又は第一号に規定する国道に達する道路
四  港湾法 (昭和二十五年法律第二百十八号)第二条第二項 に規定する国際戦略港湾若しくは国際拠点港湾若しくは同法 附則第二項 に規定する港湾、重要な飛行場又は国際観光上重要な地と高速自動車国道又は第一号に規定する国道とを連絡する道路
五  国土の総合的な開発又は利用上特別の建設又は整備を必要とする都市と高速自動車国道又は第一号に規定する国道とを連絡する道路
2  前項の規定による政令においては、路線名、起点、終点、重要な経過地その他路線について必要な事項を明らかにしなければならない。

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要するに、
□一般国道の意義と指定について
第5条 国道っちゅうもんは、高速道路と、国内の幹線的な道路を指すわけだけれど、その具体的なものは次のとおり。
第1項
1.国内の縦横をめぐって、都道府県庁や色んな意味で重要な都市を結ぶ道路=「スーパー国道」
2.人口10万人以上の市と高速道路や、スーパー国道を結ぶ道路=「準スーパー国道」
3.人口10万人以上の市を結んで、高速道路やスーパー国道に接続している道路
4.港湾法で定めている重要港湾、重要空港や大きな観光地などと高速道路やスーパー国道を結ぶ道路
5.国が開発する都市または整備が必要な都市と、高速道路やスーパー国道を結ぶ道路
第2項
上記の道路について、路線名・起点・終点・途中の重要地点などについて、政令でわかりやすくしておくこと。

ってなとこだろうか。

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ついでに、インスタントラーメンについて条文風にしたらどうだろうか。

(目的)
第一条  この法律は、豊かな食材に恵まれず、かつ、充分な調理技術を有さない者がさしあたっての食欲を満たすための即席ラーメン(以下、「インスタントラーメン」という。)に関して、ラーメンの指定及び認定、管理、保存方法、賞味期限、費用の負担区分等に関する事項を定め、もつて家計の節約に寄与し、今後の調理技術の向上を図ることを目的とする。
(用語の定義)
第二条  この法律において「インスタントラーメン」とは、小麦粉、植物油脂、食塩等を主成分とし、主に醤油、味噌、塩、とんこつ味により大別され、鶏、豚、魚介類における出汁によるスープは粉末または液体のものが同封されているもので、カップヌードル、生ラーメン等、自らの技法で小麦粉から製麺せず、またスープにおいてもお湯で溶かすだけのものを含むものとする。
(おいしい召し上がり方及びその調理方法の指定)
第三条 
1 調理器具の選定は充分な耐熱性を有し、かつ鉛などの有害物質が溶出しない次の各号のいずれかに該当する鍋等とする。
一 両手鍋・片手鍋等とし、安全に握ることを可能とした構造及び材質であることとし、火傷防止のため取っ手部分は樹脂等による加工が施されていること。ただし、火傷防止用の手袋及びタオル等を使用に場合はこの限りではない。
二 ホーロー鍋・ステンレス鍋・アルミ鍋・土鍋・チタン鍋・セラミック鍋・鉄鍋等、調理に適した材質とし、また、ガス台に安定して置ける形状であること。
2 前項第一号及び第二号に規定する鍋に規定量の水またはお湯を入れ、ガスまたはIHスイッチを入れ加熱を開始する。なお、ガス台を使用する場合において、引火物及び可燃物等の危険物がその調理器具の付近にないことを事前に確認しておくこと。
また、鍋の上は開放にせずふたを乗せてガス代または電気代及び時間の節約に留意すること。
3 沸騰しているお湯の中に麺を静かに入れた後に、袋に残った細かい麺も残らず入れる。
また、このとき調味料の小袋も一緒に鍋の中に落とし入れないよう注意をすること。
4 製造者または販売者が袋に記載した時間または食する者のお好み時間茹でる。
また、この際その場から離れるなど、吹きこぼれや空焚きの恐れのある行為は厳に慎み、時折お箸で麺をほぐすなど調理の基本的動作を心がけること。
5 麺がほぐれたら火またはIHの加熱を止めて、添付の粉スープまたは液体スープを回しかけてよくかきまぜる。
この際、スープの色が全体に行き渡るよう丁寧にかきまぜるとともに、湯気とともに沸き立つ香りを充分に楽しむこと。
なお、眼鏡着用者においてはくもりが生じて視界が遮られることがあるので注意のこと。
6 丼またはそのまま食する前に、お好みで野菜やチャーシュー等を加える。
7 上記の定めにない具材、調味料及び用量等については個人の責任において、経済的かつ環境に配慮した大人の行動に意を払い行動するものとする。


いや~~~~、回りくでぇな~~~~~~~っ!
by tact_tea | 2013-04-20 12:08 | モノクロ
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