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カメラ修理の巻
古~い フィルムカメラのCanonAE-1
フィルムの巻上げ動作に違和感があったのでいじっているうちに、ん???
何か嫌~~な音が・・・(脇汗)

とりあえず、シャッター動作のチェック・・・異常なし
フィルム巻き上げ軸の動作・・・異常なし
続いて、ファインダーを覗いて絞り値のインジケーターをチェック・・・おかしい。。。
シャッタースピードを変えても、絞り値のインジケーターの針に反応が見られない。。。

早速、調べてみたところ、どうやらフィルム巻き上げレバーと同軸にあるシャッタースピード&ASA(ISO)設定ダイヤルと連動して、フィルム巻戻しクランクと同軸に、実は見えないけどカバーの内部に露出を調整をするための可変(摺動)抵抗があって、それを動かすための「AE連動糸」なるものがあり、それが切れれてしまったようなのです。

電子部品とかの故障だったら諦めるところだけど、こういうメカ的なのなら、もしかしたらなんとかなりそう。
ということで、正月からカメラの救出作業となりましたとさ^^;


カメラ修理の巻_e0159062_125293.jpg

復旧作業中は超真剣で余裕がなかったので、いきなり修理完了の様子です。
(作業中は撮影どころではありませんでした^^;)
マクロ撮影時のように、何度、息を止めての作業が続いたことやら。。。^^;
黄色の矢印の部分が上記の「AE連動糸」
元の糸はナイロン製(?)のより糸でしたが、シャッタースピード&ASA(ISO)設定ダイヤル(右側の白くて丸いやつ(プーリ))の元でブチリと断線してました。
また、途中もほつれていた場所があり、いずれ断線したであろう状態でした。

カメラ修理の巻_e0159062_1282568.jpg

こんな感じです。
ここまで分解したのでファインダー内とかも分解してクリーニングしようかなっと、チラっとだけ思ったけど、これだけ基板に覆われていては恐ろしくて手を入れられなかった^^;;
向かって右側が、シャッタースピード&ASA(ISO)設定ダイヤル(フィルム巻上げ軸を兼ねる)
向かって左側が、露出設定用の可変抵抗部(フィルム巻戻しクランク軸を兼ねる)

カメラ修理の巻_e0159062_131405.jpg

これが故障原因の「AE連動糸」


修理を終えて元の姿へ組み終わって、恐る恐る、測光チェック・・・OK!
NikonF4の示す適正絞り値(中央重点測光)とほぼ同じ!
思わず「おっほほ~~~~♪」と声に出して喜んでしまった^^ゞ
なんせ、新しいAE連動糸(裁縫糸^^;)の長さが元のと微妙に違っただけで、カメラが示す絞り値がその分変わってしまうだろうから。
そうなったら、奥の手のAE露出調整ボリュームで合わせこもうかと思ってたけど、なるべくそういうところはいじりたくなかったしな~~~
さらに、最初に違和感のあったフィルム巻き上げ軸の動きも良くなったし、シャッタースピードダイヤルのクリック感もしっかりした手応えでいい感じになった。

いや~~~~~、これで益々愛着が湧いてきた!
まだまだ現役で頑張ってもらうのだ!



さて、もう少しチェックしたら寝ようかな^^



<後記>
モノはいつかは壊れる。
しかし、壊れたら直せるモノが本当の姿なんじゃないかな。。。
壊れた最小限の部品の交換や、調整でモノを復活させることがすくなくなって、そのほとんどが、アッセンブリー(ユニット)ごと、ごっそりと交換するか、部品交換費用が買い替えと同等もしくは高くつく現状に違和感があるんだよな。。。
高機能化、高精度化、合理化と利益追求を考えたら、こうなることは当然な事でやむを得ないというか、正常進化なのはわかるんだけど、どこかそれに馴染めない部分がある。







Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun
by tact_tea | 2013-01-03 01:59 | メンテナンス
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